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歩くあなたが見る世界 〜歩行の基本から見る体の状態〜

歩くあなたが見る世界 〜歩行の基本から見る体の状態〜

参考資料:ペリー歩行分析 –正常歩行と異常歩行–

歩くあなたが見る世界 〜歩行の基本から見る体の状態〜

次は〜仙台、仙台…。ドカドカドタバタ、コツコツコツ、すたすたすた、テクテクテク、とことことこ、のっしのっし、ぱたぱた、ペタペタ、よたよた、よちよち、よろよろ…。朝の通勤ラッシュ。行き交う人混みの中聞こえて来る足音。同じ歩くでも聞こえて来る音が違う。歩くスピード、歩幅、足跡幅、履き物など色んな要素がある。その歩く姿勢、歩き方でその人の体の状態が分かる、と言うより体の状態が変わる。猫背から反り腰、内股からガニ股…あなたはどんな歩き方をしているのだろう…。そして、自分はどんな歩き方をしているだろう…。

ヒールストライク –正しい歩き方ができてますか?–

踵(かかと)から接地が始まり足裏全体が着き体重がかかる、足指の付け根に重心が移動し母趾・母趾球で押し出す。
そもそも、正しい歩行ってどんなん?って思ってる方も多いと思います。基本の歩行は左右の足幅が股関節より狭く、歩幅は足の長さの2〜3倍、踵からついて(ヒールストライク)足の裏全体に体重がかかり親指で蹴る。というのが歩行の一連の動作。ここで、案外できてないのがヒールストライクなんです!
あ、女性の方でヒールのある靴を履いたる方はヒールストライク出来ないですよ!フラットな靴もしくは裸足で確認してみてください!
どうでした?踵から着けてましたか?つま先からついてしまう尖足歩行、足全体から始まっちゃうフラットフット、踵から着くも親指で蹴れないフットスラップなどまだまだ沢山の歩行のクセがあります。このクセが体を崩す要因になるんです。

ヒールロッカーと尖足歩行 –踵をついてしゃがめないと危険–

踵をついてしゃがんでみてください!
どこにも捕まらず、踵をついたまましゃがめましたか?それとも、後ろにゴロンってなっちゃいます?前にワタワタってなりますか?
ちゃんとしゃがめた人は踵から足をつくことができる第一条件突破!!
できなかった人は注意‼︎足首の硬さが出でしまっています。すねの筋肉やふくらはぎの筋肉に硬さがある、もしくは足首の構造に何らかの異常があるなどの原因があります。
ヒールロッカーとは、踵をついてから足裏に体重がかかるまでの踵のてこ動作。これができないとつま先で歩く勢いをブレーキかけるので重心が前のめりになり膝で荷重を受け取るため膝に負担がくる。
歩幅も小さく、前に進む力も弱い。ふくらはぎがつりやすくなったり、内股(X脚)傾向にもなりやすい。

フラットフットで高齢化 –階段を手すりを使わず下りれます?–

フラットフット…要はベタ足歩行ですね!
これは、高齢の方によく見られる歩行で太腿での重心コントロールができなくて足を高めにあげてそのまま下ろす歩き方。その時に、腰が後方に落としてバランスを取る。そのため、荷重が膝と腰にくるので高齢の方は膝と腰の症状が多いんです。
太腿の前の筋肉はブレーキの働きをしていて、体を支えるのに大きな役割を担う筋肉。階段を降りる時に使う筋肉でここが衰えたり弱かったりすると体を支えられなくて別なところを使って負担を分散してバランスが取れず手すりを使わないと降りれないんです。
負担を分散することは負担を軽減させることではなく、逆に負担を多くかけてしまうんです。
"楽な姿勢はいい姿勢じゃない"
あくまでも、正常な姿勢が一番負担の少ない姿勢なんです。

フットスラッパーは扁平足 –つま先立ちができない人は不貞腐れ気味?–

不貞腐れた時ってどんな歩き方をイメージしますか?
踵からガシッとついてつま先ピタンッて歩きません?音楽でリズムを取るときに踵をついたままつま先を上げ下げするような感じです!
これは、リズムを取ってる時は意図的なので問題ないですが、歩行の時は、すねの筋肉が弱くなってつま先を上げとくのが保てなくなってる状態です。フットスラップで歩行する人は親指で蹴るというよりも握って前に進むイメージです。そうすると、足裏の筋肉が発達したり土踏まずが下がって扁平足になりやすくなります。扁平足が一概に悪いわけじゃないですが、土踏まずのアーチが下がることによりクッション性が悪くなり足首や膝、股関節や腰などに負担がかかるんです。踵が痛くなる方なんかもこのフットスラップになってる可能性があります。

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